複数の Office 2024 ライセンスを 1 つの Microsoft アカウントに紐付けた際の見分け方

Office 2013 以降、Microsoft Office のライセンス認証には Microsoft アカウントが必須となりました。しかし、複数の同じOfficeライセンスを1つのアカウントに登録すると、Webサイト上からどのライセンスがどのPCにインストールされているのか分かりにくくなります。

そこで本記事では、ライセンスを見分ける方法と、紐付け時の注意点を紹介します。

ライセンスの見分け方

プロダクトキーを確認する

Officeをアカウントに登録すると、アカウントページに以下のように表示されます。

Office 2013・Office 2016 はインストール用のプロダクトキーが表示されるため、過去にインストールしたプロダクトキーと照合することで確認できます。

追加日を確認する

Office 2019・Office 2021・Office 2024 はインストール用のプロダクトキーが表示されません。そのため、参考になるのは 追加日 です。

アカウントページには「○○○○年○○月○○日にアカウントに追加されました」と表示されるため、いつ紐付けたかを把握していれば識別が可能です。

インストール時に表示されるコンピューター名を確認する

同じ日に複数の Office 2019・Office 2021・Office 2024 をアカウントに紐付けた場合、上記の方法では見分けられません。その際は、Office をインストールする際に表示される 「このデバイス用の Office を選択」 というウィンドウを利用します。

このウィンドウには、紐付けられた Office製品の一覧と、それぞれの過去にインストールしたコンピューター名が表示されるため、どのライセンスをどのPCに適用したか確認できます。

紐付け時の注意点

もしこれからOfficeを購入しライセンスの紐付けをする場合、ライセンスを見分けやすくするため、以下の方法を推奨します。

アカウントを分ける

Microsoft アカウントは複数所有できます。ライセンスごとに別のアカウントを用意することで、最もシンプルに管理できます。

紐付け日を分ける

1日に1つのライセンスをアカウントに紐付けることで、追加日を手がかりに識別しやすくなります。ただし、この方法には以下の2つの注意点があります。

  1. 時間がかかる
    • ライセンスが多い場合、その分の日数が必要となります。すぐにセットアップを終えたい場合には適しません。
  2. 時間帯に注意が必要
    • 追加日に使用される時間は協定世界時(UTC)で表示されます。日本標準時(JST)は協定世界時(UTC)より9時間進んでいるため、午前0時から午前9時の間に紐付けを行うと、前日の日付として表示されます。

まとめ

Microsoft アカウントと Office ライセンスの紐付けにより、管理が以前より複雑になりました。かつてのようにプロダクトキーの一覧を作成して管理するシンプルな方法には戻れない可能性が高いため、現在の仕様を理解し、適切な管理方法を取り入れることが重要です。

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