自炊をしている人にとって、料理は最も時間がかかる家事のひとつになります。
「レシピの考案 → 買い物 → 調理 → 片付け」
このように工程が多いため、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
しかし逆に言えば、工夫次第で削減できるポイントがたくさんあるということ。
今回は、料理にかかる時間を1日20分以下にまで減らし、自由時間を生み出すためのテクニックをご紹介します。
『レシピの考案』時間を減らす
毎日の献立を考えるのって、意外と大変ですよね。
この時間をカットする一番の方法は、献立をあらかじめ固定してしまうことです。
- 普段よく食べている料理をリストアップ
- 学校のように、1ヶ月分の献立表を作る
- 必要な食材も一緒にリスト化する
必要な食材リストを作ることがポイントで、これがあることにより食材が使いきれないことがなくなり、買い物がしやすくなります。
私はiPhoneのメモアプリで作成しています。


この「献立表作り」は少し面倒かもしれませんが、一度作ってしまえば、その後は格段に楽になるので、頑張りましょう。
『買い物』時間を減らす
毎回スーパーに行くのは時間のムダ。
献立を固定したことで1ヶ月分の食材リストはすでにできています。あとはそのリストをもとに、月初めにまとめ買いをするだけです。
冷凍保存を活用すれば、日持ちしない肉や野菜もOK。
買い出しの回数が減るだけで、かなりの時間短縮になります。

レタスや豆腐などの冷凍できない食材を買う場合は、献立の立て方を工夫しましょう。
1ヶ月分の食材を保存するには、大容量の冷蔵庫が必要です。
容量表記(○人家族向けなど)はあまり気にせず、可能な限り大きいものを選びましょう。
また、すぐに使わない食材を保管するには、冷凍室が大きいことが重要です。
最近は、野菜室を冷凍室として使えるモデルもあるのでおすすめです。

『調理』時間を減らす
調理時間を減らすには、買い物の後の仕込み作業が重要です。
以下の作業を事前にしておくことで、毎回の調理時間を20分以下にできます。
買ってきた野菜は、すぐに使いやすい形に切っておきましょう。
例えば長ネギを買ってきたならば、肉どうふと回鍋肉用に斜め切り、麻婆豆腐とチャーハン用にみじん切り、といった具合に、全て切っていきます。
切った野菜は冷蔵または冷凍保存。冷凍できるか不安な野菜は、スーパーの冷凍野菜コーナーを参考にすると確実です。
保存にはジップロックを使い、個数と用途を書いておくとさらに便利です。
野菜のカットが済んでいることで、後日調理をするときは、まな板と包丁を出すことさえ不要になります。

お湯を注ぐだけのスープ、便利ですよね。あれ、自宅でも再現できます。
- 味噌汁:ワカメ・油揚げ・ネギなどをジプロックに入れて、混ぜたら冷凍
- 中華スープ:玉ねぎ・ベーコンなどを炒めてジプロックに移し、冷凍
必要なときに取り出して、お椀に移してお湯と調味料を注げば完成です。

ごはんを炊いたり、サラダを盛り付けたりするのも、数日分まとめてやってしまいましょう。
主菜が異なれば、多少同じ主食や副菜が続いても飽きません。
『片付け』時間を減らす
調理後の洗い物って、本当に面倒ですよね。
そんな方にこそおすすめしたいのが食洗機です。
- 洗い物にかかる時間がほぼゼロに
- 光熱費の節約にもつながる
- 数年で元が取れるコスパの良さ
ポイントは、なるべく大きめのモデルを選ぶこと。
小さい機種だと、入れたい食器を毎回パズルのように詰め直すことになり、逆にストレスになります。
可能ならビルトインタイプが最も収納力が高くて快適。難しければ外付けタイプの大型機種がおすすめです。
まとめ:毎日の料理時間が20分以下に!
ここで紹介した方法をすべて実践すれば、料理にかかる時間は1日20分以下にまで減らせます。
家事に費やす時間は、思っている以上に人生の自由時間を奪っています。
ぜひ効率化を進めて、もっと自分のための時間を増やしてくださいね。
それではまた、お会いしましょう!