パソコンを選ぶとき、WindowsにするかMacにするかというのは、どの時代でも悩まれてきた話題です。
Windows派、Mac派と派閥まで存在し、パソコンの初心者は、この派閥争いに飲まれて、どちらを買えば良いの分からなくなってしまうことは少なくありません。
今回は、WindowsもMacも両方使ってきた私が、この戦いに一つの終結をもたらしたいと思います。
目次
OSとは
まず初めに、OSというものについて軽くおさらいしていきます。
私たちはパソコンでいろいろなアプリを使います。
Chromeを使ってネットを見たり、Wordを使って文章を書いたりと、使うアプリが増えれば増えるほど、たくさんのことがパソコンでできるようになります。
ではパソコンを立ち上げ、アプリを起動するまで操作しているこの画面は何なのでしょうか。
そう、これがOSです。
世界にはたくさんのOSがありますが、その中でも圧倒的なシェアを持っているのが、WindowsとMacです。
Windowsのパソコンは、Microsoft、DELL、HP、Lenovoなど、さまざまなメーカーから販売されているのに対し、MacのパソコンはAppleからのみ販売されています。
アプリは、基本的にそのOS用に作られたものしか起動することができず、MacのアプリをWindowsで起動したり、WindowsのアプリをMacで起動したりすることはできません。
ただし、ChromeやWordなどの有名なアプリは、Windows用・Mac用と2種類のアプリを提供しているため、どちらでも使うことができます。
Windowsの良さ
これがWindowsを起動した最初に出てくる画面です。
壁紙やアイコンがシンプルで、とてもきれいですね。
Windowsの良さは以下の通りです。
- アプリの数が多い
- シェア No.1
- 価格が安い
Windowsの最大のメリットと言って良いのが、使えるアプリが豊富にあるということです。
ネットやメール、レポート作成といった基本的なことは、WindowsでもMacでもできます。
アプリの数が多いWindowsでは、Steamでゲームをダウンロードして遊ぶ、Flexible Renamerでファイル名を一括で変換する、CrystalDiskInfoでHDDのエラーをチェックするといった、パソコンでできるほとんど全ての作業ができます。
パソコンを買ったらやりたいことがWindowsでしかできない場合、Windowsを使うしかありません。
Windowsのシェアは73%と高く、世界のほとんどの人がWindowsを使っています。(参考: gs.statcounter.com)
そのため、何かわからないことがあったときでも、ネットで検索すれば解決策がいくつも出てきます。
また、職場がWindowsを導入している場合、自宅でもWindowsを使えば、互換性などのトラブルが起こりづらく、スムーズに作業を引き継げます。
パソコンを快適に使うためには、あまり性能の低いものを買うことはお勧めできません。
それでも、WindowsはMacの2/3ほどの値段で購入することができます。
物価高で高額の出費を抑えたい現代において、Windowsは魅力的ですね。
Macの良さ
これがMacを起動した最初に出てくる画面です。
とても洗練された、美しい印象を受けます。
Macの良さは以下の通りです。
- デザインが美しい
- 操作が簡単
- 他のApple製品との相性が良い
同じYahoo!のサイトを表示しただけでも、Macの方がきれいに見えますね。
Macの最大の魅力は、洗練された美しいデザインです。
文字に使われるフォントや、ウインドウを重ねたときに出る影など、細かいところまで美しさを追求して作られていることが見て取れます。
また、昔からアプリの開発者に対して、デザインのガイドラインを伝えていて、アプリを画面にいくつも並べた時の親和性が高く、より自然に見えます。
iPhoneって操作が簡単ですよね。
それはMacにも共通していて、操作する画面に文字が少なく、スマホのようにアイコンを見て直感的に操作できます。
設定やカレンダー、メモなどの最初から入っているアプリもiPhoneと操作がほとんど同じになるよう作られていて、新しく覚えることが少ないこともMacの魅力です。
最初この機能を体験した時「魔法かな?」と思いました。
- Macのメモアプリに文字を書き込むと、それが iPhoneやiPadのメモアプリに瞬時に反映される。
- iPhoneで撮った写真は、いつのまにかMacの写真アプリにも保存されている。
- 連絡先、メッセージ、メール、カレンダー、リマインダー、ブックマーク、パスワードなどが全てiPhoneやiPadとリンクしている。
- iPhoneに電話がかかってくると、Macの右上に着信の通知が出て、そのまま受話することができる。
- iPhoneやiPadで文字や写真を「コピー」した後、Macで「ペースト」することができる。
- AirDropで全てのデータをやり取りできるので、USBメモリを全く使わない。
これらの機能が最初から全て使えるのです。
まとめ
以上のことから、私なりの結論を出すと、次のようになります。
- Windowsでしか使えないアプリを使う人 → Windowsを使う
- それ以外の人 → Macを使う
Windowsにしかないメリット、Macにしかないメリットがあることが分かったと思います。
正直、アプリの数とシェアだけ見れば、Windowsが圧倒的に優位であることは確かで、Macに出会う前の昔の私は完全なWindows派でした。
その後、物珍しさにMacに触れたら、一瞬で虜にされました。
Windowsの優位性のために、MacのデザインやiPhoneとの相性の良さを捨ててしまうのは、あまりにも勿体無い!
ということで、私は今後も両刀使いを続けたいと思います。
それでは、またお会いしましょう。